100万人の顔

かなり前のことですが、ある日ふと気がむいて、ナロパ大学に立ち寄ってみました。私は5年前に、この大学を卒業したので、この大学とは縁があります。
いつものように、大学のビルにはいったら、あるアートの展示がされているのに気がつきました。それは写真展で、たくさんの人々がうつっている写真でした。写真にうつっている人たちは、手にメッセージを書いたものをもっていて、自分が伝えたいことを、表現しているものでした。

写真家は、PeggyDyer(ペギー、ダイヤー)という人です。彼女は、アメリカ中をまわって、いろいろな人の写真をうつし、その人たちのメッセージとともに、ウェブサイトにのせています。写してもらう人は、寄付をすることになっていて、彼女は集めたお金を、身体に障害がある人たちの組織や、他のいろいろな組織に、すべて寄付して、サポートをしているそうです。彼女の目標は、100万人の人の顔を写すことであり、100万人目に写したい人は、オバマ大統領とのことでした。 

私はそれを読んで、なんとすばらしいアイデアだろうと、感心し、自分も何かこういうことをやりたいなあと、つくづく考えてしまいました。 私も、この人生でいきてる間に、100万の人と、つながりがもてたら、どんなにすばらしいだろうと思いました。 その夜に、彼女の展示会のリセプションがあるというお知らせが、あったので、私はそれに行ってみることにしました。どんな人だろうと思って興味があったので、本人のところにいって、自己紹介をし、彼女にいろいろと質問とかしてみました。

ほかにたくさんの人たちがきていたので、彼女は忙しそうでしたが、笑顔で話しをしてくださいました。とても明るく、てきぱきとしている女性でした。彼女は、“あなたの写真もうつしますから、きてください。”とおしゃってくださいました。みてみたら、なんとすぐそばの教室が、写真のスタジオみたいにしてあって、そこで写真をとるように、設定がしてありました。 私は、笑顔で“写真のことは、考えてみます。”と答えましたが、本当は写真が苦手なので、写してもらおうとは、思っていませんでした。

しばらくして、彼女はいろいろな人の写真を写し始めましたが、私はドアのところに立って、その様子をみることにしました。おどろいたことに、写真をとっている時の彼女は、とても幸せそうで、そして明るく、光と愛に満ちていて、うつしてもらう人たちを、瞬間的に かえてしまうような、パワーを持っていました。私はそれをみて、“なんてすごい人だろう”と思いました。彼女は、天が与えた仕事をまっとうしていることを、見ることができました。

私も、そのパワーにまけてしまって、写真をうつしてもらう気になってしまいました。寄付金をグラスのジャーにいれて、自分の順番を待ちましたが、まっている間に、つきそいの人から、メッセージを書くようにと言われ、マーカーで、“Keep your light shine! I love you.” (あなたの光を輝かせ続けてください。あなたを愛しています。“と書きました。私の番号は、1282だったので、予定の100万人の中で、1282番目の人ということになります。

やっと自分の番がきて、彼女は、“さぁ、ちわ、笑って”といって、私を笑わせそうとします。私は、メッセージのサインをもって、笑顔になりました。彼女のパワーは、すごいです。
とても楽しい経験になりました。

私も、生きてる間に、多くの人とつながりを持ち、この世に違いをつくるようなことをしたいなあとつくづく思いました。 私の目標も100万人です。
この彼女も目標を達成して、100万人の顔を写すことができますようにと私もお祈りしたいと思います。

愛をこめて
ちわ

写してもらった私の写真は、つぎのリンクです。
Photo Link
Peggy Dyer のサイト(英語)
www.OneMillionFaces.org