11。入場券

最近やっと、自分の人生が、すべて完璧であることがわかってきた。それは、つらかった ことや、悲しかったこと、また間違ったことをした自分も含めて、すべて意味があって、 自分の魂が選んで経験していたことが、自分の中で納得できるようになったからだ。

自分の人生というのは、映画のようなものだ。 自分がストリーをえがき、それに あった配役の人達を、自分がえらび、その人達といっしょになって、いろいろな 経験をする。 その経験の中で、真の自分を思いだすという目的がある。

その人生の映画のストリーを、いっしょになってつくってくれている人達は、魂の レベルでは、愛で強く結ばれているというのが事実で、特に悪役を引き受けて くれてる人達は、人一倍愛があるからこそ、そうやって、その役をひきうけてくれて るといっていいだろう。 愛なしでは、悪役などつとまるはずがない。 そう思うと、 すべての人を許して、愛で受け入れてあげれる気がする。

今までの人生が、もし幸せなストリーでない場合は、今決心して、新しいストリー をえがくといい。 もっと楽しい、そして幸せなストリーにするといい。 それが できるのは、自分だけ。 自分の中にパワーがある。 新しいストリーが できれば、それを手伝ってくれる新しい配役の人達が、自分の人生にあらわれる。 もうそういう人達とは、ちゃんと魂のレベルでは、取り決めがなされていて、あなたが 準備出来た時に、また時がくれば、その人達とめぐりあい、新しいストリーができて いくようになっている。

私は、今までの自分の人生のストリーが、もう古くなってしまっていて、新しい 人生のストリーに変える時期であることを、ずっとこの頃感じていた。 でもはたして そのきりかえが、いつ出来るのだろうと思っていた。 自分はすでに、新しい自分で 新しいエネルギーの中に入っているのに、日常生活の中の経験は、まだ切り替えが できなくて、古いままのような気がしていた。 正直言って、肉体レベルの自分は、 執着心もあるし、感情面の癒しもあるから、古いものを解き放ち、すべてを切り替えて、 新しくするまでに、ちょっと時間がかかるような気がする。それは、プロセスだから、 ちゃんと自分でやらないといけないだろう。

ある日、自分の人生について考えながら、山を歩いていた時、天に向かって、 ”私はもう新しい人生の映画にはいる準備ができました。 いつそれは、始まる のでしょうか”と、問い掛けていたら、なんと目の前に、映画館の入場券が落ちて いるのが、目にとまった。 私は驚くと同時に、天がすぐに答えてくれたことが、 うれしくて、思わずニコッとした。天が私に、”もう今、その映画にはいっていいよ” と言っている気がした。 私はすぐに、その赤色の入場券を拾って、まるで宝物でも ひろったかのように、うきうきしながら、大切に持ってもどってきた。 その映画の券を 見るたび、もう自分は、今新しい幸せな人生のストリーの中にいることを、思いだす ようにしている。